マレーシアのKLIAからKLIA2への移動方法について紹介
マレーシアのクアラルンプールへ旅行する場合はＪＡＬ、ＡＮＡ、マレーシア航空などの直航便を出しているフルサービスキャリアを利用されることが多いかと思われます。また、一方で東南アジアの場合にはエアアジアを筆頭とするLCCも充実しており、こちらを利用してクアラルンプールまで来るパターンも増えてきているかと思います。今回は、エアアジア等が発着するターミナルKLIA2とJALやANAが発着するターミナルKLIAの移動方法について簡単に紹介します。
KLIA2はクアラルンプールのLCC専用空港
KLIAとKLIA2は両方とも同じクアラルンプール国際空港なのですが、フルサービスキャリアが発着するKLIAと格安航空会社のLCCが発着するKLIA2といったように完全に住み分けがされています。
そのため、マレーシア航空に乗ってクアラルンプールへ到着後、エアアジアに乗って移動する場合には、KLIAからKLIA2へ移動しなければなりません。
行ったことがある方ならばわかりますが、KLIAとKLIA2はターミナル内を連結するモノレールバス等があるわけではなく、一旦ターミナル外に出て移動しなければなりません。そのため、必ず入国手続きを済ませることはもちろん預け荷物の回収が必要となってきます。
- KLIAからKLIA2へ移動する際は入国手続きが必要
- KLIAからKLIA2へ移動する際は預け荷物の回収が必要
- KLIAからKLIA2へ移動する際はターミナル外に出て移動する必要あり
KLIAからKLIA2への移動方法
移動方法は大きくは２つ選択肢があります。１つはKLIAエクスプレスを利用する方法。もう１つはKLIA間の空港連絡バスを利用する方法です。
KLIAエクスプレスでKLIA2へ移動する
特に難しい話はありませんが、KLIAとKLIA2はKLIAエクスプレスで結ばれています。KLIAエクスプレスはクアラルンプール市内へ向かう便利な特急電車ですが、始発駅はKLIA2となっており、KLIAにももちろん停車するため、こちらを利用してターミナル間の移動をすることができます。
料金は２ＲＭ（約５２円）とまぁ大した金額じゃありません。なお、クレジットカードを利用すると、１０％割引がされます。クアラルンプール市内へ行く場合には改札入口にあるキオスクでクレジットカード決済をすると、割引適用が受けられるため、積極的に活用すると良いでしょう。
ターミナルを移動するだけで料金がかかってしまうのは、若干抵抗感があるかもしれません。しかし、まぁクアラルンプールの空港事情も勘案すると、少しでも利用客から収益を出さなければいけない点から、やむを得ないといったところでしょうか。金額もそこまで高いものではないため、気にせず払いましょう。
KLIA間の空港連絡バス
KLIAとKLIA2のどちらも空港連絡バスが発着しており、バスターミナルから乗車することができます。ただし、こちらも有料のサービスとなっています。
バス運行会社ごとに利用料金は異なり、Airport Liner社の場合は片道３ＲＭ（約７８円）、City Liner社の場合は片道１．５ＲＭ（約３９円）となります。どちらも２０１７年８月現在の運賃ですので、その点はご注意ください。
午前５時３０分～午後１１時４０分まで３０分に１本の間隔で動いています。あまり本数が多いわけではないため、急いでいる場合にはKLIAエクスプレスを利用した方がきっと早く到着できるでしょう。
まとめ
クアラルンプール国際空港のフルサービスキャリアとＬＣＣの住み分けは、一度体験してしまえば、非常に使い勝手がよくＬＣＣの利便性がぐっと上がる構造となっています。ターミナルを完全に分けたことで、ＬＣＣなのに、待ち時間ほぼゼロで飛行機に乗れる運営は見事だと私は感じています。
ターミナル間の移動は少々案内が不親切な印象もありますが、空港スタッフやショップの店員も皆、英語が堪能ですので現地で聞いてみても何ら問題はないでしょう。英語が心配な人は事前に調べておくと、迷子になることなくきっと移動できるはず。
