【スカイスイートⅡは超快適】JL035ビジネスクラス 搭乗記
シンガポールへ向かう飛行機はJALの深夜便を利用しました。JL035はアメリカンやカンタスなど複数の航空会社とコードシェアを結んでいますが、基本的に乗客のほとんどは日本人だったのが印象に残っています。
JL035 ビジネスクラス
JAL深夜便のスカイスイートⅡ。予想以上に快適だった。
— tech (@saba_85_2) 2017年8月6日
スタッガードタイプでANAほどプライベート感はないけど、低反発枕はめっちゃ良かった。今回離陸前におしぼりくれたのも予想外。普段何もくれない塩サービスなのに。深夜便だけど軽食も凝っていてJALが好きになるフライトでした。 pic.twitter.com/2NutFD9scC
羽田空港からシンガポールチャンギ空港までは、出発が深夜00:05で到着は現地時間午前6~7時となる6.5時間程度のフライトとなります。6.5時間は飛行機の中では、中距離にあたり、サービスレベルにかなりバラつきがあるという印象があります。
※ビジネスクラスの話
ただ、今回は今までのJALの塩対応を見直すよいフライトとなりました。
座席はスタッガードタイプのスカイスイートⅡ
JALの中距離用機材は現在、スカイスイートのシリーズかシェルフラットネオの座席が主流となっています。シェルフラットネオは、台湾便でも採用されていますが、東南アジアではバンコク線にも利用されています。
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シェルフラットネオの場合、機内の座席配置が2-3-2のアブレストとなるため、真ん中の座席となるE列はビジネスクラスにも関わらず、相当居心地が悪かったりします。以前、バンコクからの帰りに真ん中座席になってしまい、相当嫌な思いをしたのが印象に残っています。
全席通路アクセスを確保した座席
スカイスイートⅡの場合、ビジネスクラスの座席配置は1-2-1となっているため、基本的にどの座席も通路アクセスを確保した利便性の高い構造となっています。また、窓側座席の場合、2A、4A、6Aなどはスタッガードの中でも座席側が窓側に来ており、棚の位置が通路側にあるため、プライぺート感が高くなっているのも特徴です。
座席配置はマレーシア航空のA330と共通している点も多く、居心地の良さは今回強く感じました。なお、ANAのスタッガードほど棚は高くなかった印象なので、プライぺート感だとANAには劣るかもしれません。
低反発枕も嬉しいアメニティ
今回意外に良かったのが、ビジネスクラス全座席にある低反発枕です。機内のアメニティとしては、かなり幅もあり背もたれ替わりにもなるのですが、フルフラット時の頭の安定感など、機内の揺れを緩和するアメニティとしては極めて優秀で、個人的には全航空会社に導入してほしいぐらい嬉しいアメニティの一つとなりました。
残念ながらウェルカムサービスはおしぼりのみ
以前、台北便やバンコク便に乗った際には一切ウェルカムサービスはなかったのですが、今回はおしぼりを提供していただけました。これだけでも嬉しい配慮ですね。他の航空会社はウェルカムドリンクを当然のように提供しており、ビジネスクラスとしての搭乗者を少なくとも歓迎するサービスをしようと努力しているのですから、このへんは最低限頑張ってほしい気がしないでもないですが、以前よりサービスレベルが上がった点は良かったと感じました。
深夜便にも関わらず軽食は手が込んでいる
深夜便の軽食は大抵簡素なものしか提供されず、場合によってはドリンクオーダーすら取ってくれないこともあるのが、通常のJALのサービスレベルですが、今回はドリンクオーダーはもちろん軽食も併せて提供していただけました。
このときは、シャンパンをお願いしたのですが、アミューズというか、いつもおつまみスナック(納豆ピーナッツ、おかき)以外にもワンプレート料理も提供。深夜便としては量もちょうどよく、お酒に合わせるには味もバランスが取れていて、満足度は高かったです。
まとめ
以前の台北便やバンコク便がイケてなかっただけなのかもしれませんが、今回のシンガポール便は本当に嬉しいポイントが多く、フライトそのものへの満足度がまるで違うフライトとなりました。
今回搭乗した便だけがサービスが良かったというわけでないことを祈りたいところですが、また乗ってみたいと思った便なのは間違いありません。シンガポール土曜深夜発の便は搭乗率は8割強ほどありましたが、アワードでの予約も比較的容易です。
ANAはシンガポールに2017年はファーストクラスを設定しているということもあり、JALも気合を入れているのかはわかりませんが、コスパの観点からいえばJALも十分ありだと思います。